《給与体系の構成》について

※基本給のしくみ
 基本給は、【本給】+【加給】+【資格給】の構成とする。また、加給は本給とリンクし、本給の一定割合で自動的に算出するしくみとしている。この加給に毎年のベースアップ分を累積させていく方式を採用する。毎年本給表を書きかえることはしない。

①新本給
 本給は、『等級号数制』を採用し、実力に応じて毎年平均の成績(昇給評語B)で5号ずつ定時改定する。なお、新本給表では、これまで問題の多かった『昇給調整年齢』を排除した。

②新資格給(昇格給)⇒4つの機能をもつオリジナルの等級資格給
 『新資格給』は、単なる『昇格給の別称』ではなく、これまでの賃金制度のいきづまりを打破する【いわばマルチ機能】を持たせており、各人の等級に応じて定額を支給するものである。
 すなわち、新資格給は一種の昇格給でもあり、賃金に刺激性を持たせることを一つの目的としている。また、この新資格給で、新卒者の初任給調整(特に大卒)にも弾力的に対応できるように配慮している。さらにまた、この新資格給は複線型賃金システムへの『ジョイント機能』をも、併せて持たせている。(この新資格給は、各企業の実情に応じて設定し、採用しないこともありうるし、また複数のコース別新資格給を採用することもある)

 他に諸手当の設定をすることになりますが、新体系の設計にあたっては【諸手当の合理化】を考慮してすすめていきます。