《1・3・5の法則》踊り場理論

 今日は、踊り場の法則について考えてみたいと思います。

 あなたも日頃感じていることではないでしょうか。何故かわからないのですが、この世には《1・3・5の法則》というものがあります。例えば、売上。最初の1億円の売上高は大変です。でも、1億円の売上高が達成できると何故か次の3億円の売上高はすぐに達成してしまいます。ここで一度踊り場があります。ここでしっかり次のステップの準備をしないでアクセルを踏んでも売上高5億円を前にして失速してしまいます。
 中小企業で多いのは、売上高5億円の踊り場から脱出出来ないで苦労しているパターンです。所謂【快適ゾーンからの脱出】が出来ない状態なんでしょうね。快適ゾーンを復習すると、人も組織も、居心地の良い状態を持っているということでした。マンネリの状態に近いのかもしれません。快適ゾーンで生活をしたり、仕事をするということは【過去の考え方・やり方・行動パターン】を繰返すことなので、とてもラクなんです。人も組織も変化を嫌いますし、変化を求められると抵抗します。そして、快適ゾーン・踊り場に居続けることになるのです。

 そこで、大切な事は【快適ゾーン・踊り場】に居るなと気づいたら、次のステップの為の目標を明確に設定して具体的な行動レベルに落とし込んで、ショートタイムチェックを実行することだと考えます。組織が100人・300人・500人と拡大していくプロセスにも同じような事が言えると思います。

※ 快適ゾーン・踊り場への安住は潜在能力の活用を制限します
※ 過去に成功しているが故に失敗する・・・・・・というパラドックス
※ 過去の成功体験からの脱却・・・・・・・・・・・・・・・アンラーニング