《動機づけをテーマに》

 動機づけに関しては、時々書き込みをしていますが、今日は先日食堂で昼食をとりながら読んでいた週刊誌の記事に、野村監督の【動機づけ】について書いてありましたので、ご案内します。

 まずは、野村流動機づけ
① 恐怖で動かす
② 強制で動かす
③ 理解して動かす
④ 情感で動かす
⑤ 報酬で動かす
⑥ 自主的に動かす
 以上六つの手法が書いてありましたが、コーチングの視点で確認したいと思います。
 
 ①・②の恐怖・強制で動かすというのは、言葉で表現すれば(~~しなければ) (~~すべき)といったような、恐れ・強制・圧力が行動を促します。いわゆる【制限的動機づけ】ですが、この場合“必要最低限”が実現されやすい、といわれてます。
 ⑤の報酬で動かすというのは、“馬の鼻先に人参”といったような、報酬・褒章・表彰等の外部からの刺激による動機づけです。【外発的動機づけ】ですが、この場合、通常同じ成果を得る為には“引き続き刺激を増やしていかなければ”なりません。
 ④の情感で動かす、ということは(誰かの為に)とか(好きな人の為に)といったように、相手の感情にうったえることでしょう。ナポレオン・ヒル博士の本の中に“人は、愛する仕事に関わっているとき、または、愛する人の為に仕事をしているとき、最も効果をあげる”と書いています。
 ③の理解して動かすということは、相手に行動を起こす意味を理解し、納得させるということですが、その為には、丁寧な説明が必要になります。
 最後に⑥自主的に動かすですが、これは【内発的動機づけ】になります。言葉で表現すれば(~~したい)という自己実現動機ですが、(~~しなければならない)と感じる場合とは動機づけにおいて本質的に異なります。自己実現動機には、強いエネルギーを感じます。

 さて、あなたの~~したいこと、好きなことは、何でしょうか!