《二人の石切り職人》

 モチベーションの話の中でよく使われる寓話をご紹介します。

 旅人が、ある町を通りかかりました。
 その町では、新しい教会が建設されているとこであり、
 建設現場では、『二人の石切り職人』が働いていました。

 その仕事に興味を持った旅人は、
 一人の石切り職人に聞きました。

『あなたは、何をしているのですか』

 その問いに対して、石切り職人は、
 不愉快そうな表情を浮かべ、
 ぶっきらぼうに答えました。

『このいまいましい石を切るために
 悪戦苦闘しているのさ』

 そこで、旅人は、
 もう一人の石切り職人に、
 同じことを聞きました。

 すると、その石切り職人は、
 表情を輝かせ、生き生きとした声で、
 こう答えたのです。

『ええ、いま、私は、
 多くの人々の心の安らぎの場となる
 素晴らしい教会を造っているのです』

 この寓話を読んでどのように感じますか!
 対照的な二人の石切り職人の違いは何なのでしょうか!

 色んなことを考えさせられます。