《ポジティブ・ネガティブ・認知について》

 今日は、出来事の捉え方【認知】につてい考えてみたいと思います。
 人生には、良いように見えることや悪いように見えることが起こります。
 その出来事を悪いことだと捉えるとマイナス思考【ネガティブ】となります。その逆をプラス思考【ポジティブ】といい、『それならば出来事を良いことだと捉えればよいのだ』と思いますが、あなたはどうのように考えますか。最近は、『ポジティブ思考』がもてはやされていますが、無理にプラス思考【ポジティブ】が良いことだと思わなくてもいいのではないでしょうか。
 元来、物事・出来事というものは【ニュートラル】なものなのです。私たちが勝手にその時々、それぞれの判断を下して【認知】いるのです。
 悪いことが起こったといっては嘆き、良いことがあったといってはラッキーだと喜びます。しかし、これらの出来事を並べてみて、一連の動きとしてみると、一つひとつのことに一喜一憂して、振り回されることはないことがわかります。
 例えば『人間万事塞翁が馬』という話がありますね。
 “塞翁が馬”とは、自分が飼っていた馬が逃げてしまい、不運を嘆いていた。すると、しばらくしてその馬が他の馬を連れて帰ってきて『なんと運の良いことだ』と喜んだ。
 しかし、今度はその馬から落ちて骨折していまい、また何と運の悪いことだと嘆いた。が、ケガのおかげで兵士として戦場に行くことをまぬがれた。
 こうしてみると、出来事をプラスやマイナスで捉えるのではなく『ただ、こうゆうことがあった』とあまのままに捉える。【ニュートラル】な捉え方があってもよいのではないか、ということに気づきます。