《快適ゾーンに戻るな》

 人は皆自分の中に【快適ゾーン】という領域を持っていることを書きました。時として【快適ゾーン】は、自分自身の能力の発揮を制限しブロックしてしまいます。快適ゾーンから外れた時に、『困難なことをやるべきではない』 『新しい仕事を探すべきではない』等と囁き、新たな課題に挑戦しないですむもっともな理由・言い訳を自分自身でつくりだし、元の居心地の良い場所【快適ゾーン】に引き戻そうとします。これは、自分の思い込みがそうさせているだけのことで、本来は新しい課題に挑戦したほうがいいに決まっています。
 しかし、こういう場合は新しい課題に取組んでも、強い思い込みが働いていますから、良い結果が生み出されることはありません。『ほら、やっぱりダメじゃないか。だから、最初からやめたほうがいいといったんだ』という結論に落ち着くことが目に見えています。

 では、どうすればいいのでしょうか。
 しつこいですが、アファメーションよるイメージ化とビジュアライゼーションの方法によって、快適ゾーンを拡げ、あなた自身の基準を高めていくことができるのです。イメージ化とビジュアライゼーションを正しく使うことを身につければ、これは誰にでも実現可能なことです。快適ゾーンを継続的に拡げていけば、つねにクリエイティブに物事を考えることができるようになり、同時に、リラックスして自由な動きができるようになるのです。
 アファメーションのポイントは、≪未来に起きて欲しいことを現在形で語る≫ことでした。