《コーチングのステップ》第三回

 今日も引き続き《コーチングのステップ》について書いてみたいと思います。

 ≪ステップ4具体策の検討≫
 目的達成の方法として相手から出てきたアイディアや気づきを、より具体的にするステップで、ここでは、次の二つのことを相手に考えてもらうことになります。
 ① それぞれのアイディアや気づきを『行動』に移した場合、どのような結果が得られるか。
 ② 最終的に、どの行動案を採択するか。(目的との適合性・リスク・効果性・スピード等を考慮)
 ①は、まず出来るだけ多くのアイディアを出す手助けをすることを行います。相手が一人でプレーンストーミングが行えるようなサポートを心がけます。
 ②では、今現在での実現性にとらわれるのではなく、選択した行動案を実現する可能性を高める方法を考えることも含めてコーチングを行うことがポイントです。

 ≪ステップ5行動化≫
 最後のステップとして、採択した案を具体的な行動要素にまで、ブレークダウンします。さらに、スケジュールやチェックポイントを付加し、本人が行動に移せる内容のアクションプランを作成します。
 このステップでのポイントは、『何をいつやるか』を明確にすることと、『それを確実に行うためには、何をすればよいか』(行動のフォロー)ということを考えることです。
 もし、すでに相手がこれらのことを十分に検討できているのであれば『より大きな成果をより早く得るための行動』を考えるコーチングをやってみるとよいです。

 今日は、ここまでにします。