『自尊心』について考える

 昨日に続き『自尊心』について考えてみたいと思います。社内研修にお伺いした際に、受講生の方々に『競争って良いことでしょうか?悪いことでしょうか?』って問いかけることがあります。あなたも是非考えてみてください。

 私の娘が小学生の時に、秋の運動会に何度か出かけました。私が小学生の頃の運動会と比べると各チームの(赤・白・青・黄)綺麗なカンパン、応援合戦等はとても進化していると感じましたが、基本的には走ったり、ゲームをしたりして得点を各チームで競い合います。ただ私が小学校の頃と明らかに異なる景色がありました。私の頃は、100m又は200m競争を一回8人程度で走ります。そして、1番・2番・3番と順位毎に整列して大会委員長(おそらく校長先生だったと思います)の前に整列して、ノートとか鉛筆とか貰うのです。1番の生徒の誇らしげな表情が記憶に残っています。(ちなみに私はだいたいビリでした)普段あまり目立たない奴が一番だったりするのです。娘の運動会ではそれがなかったのです。二人一組で走って、一着・二着の順番をつけないのです。所謂記録会のスタイルです。何か私の中でスッキリしないものが今も残っています。一着になって誇らしげに歩く子供の表情が見られなかったのが残念です。私は、ビリで悔しい思いもしましたが、違うことで力を発揮したような気がします。小学生の頃は、剣道に夢中になっていました。(娘も私に似たのか、走るのは苦手です)

 最初の質問『競争は悪いことでしょうか?良いことでしょうか?』もう一度考えてみてください。次回この続きを書きたいと思います。