《セミナーを終えて》

 昨日は、仙台市で“医療・福祉法人”対象の人事経営セミナーを実施しておりました。講師に、宮城県柴田町にある常盤福祉会の理事長をお迎えして、1時間半にわたって御講義を頂戴しました。理事長は、現在宮城県老祉協の会長を務められており御多忙の中での講師でした。
 弊社は、常盤福祉会様とは平成19年度に給与体系の整備と人事考課制度の導入のお手伝いをさせて頂きました。現在も定期的にメンテナンスと職員研修を実施しております。

 セミナーは、人事考課制度導入に至る経緯にはじまり、御苦労した点、導入後の成果、メンテナンスの必要性等持ち時間を少し超える充実した内容でした。質疑応答にもお答え頂き実りあるセミナーになったと感じています。

 参加して頂いた方々のお話も聞くことが出来ましたが、人事考課制度の運用が上手くいっていないことを強く感じました。中には、職員の“忙しい” “やりたくない”の声に負けて、運用を中止している法人もありました。
 活力ある組織・永続する組織を目的に人事考課制度という一つのツールを使用して、その実現に向かうものであると私は考えていますが、何か他のツールによって活力ある組織・永続する組織が実現できるならば人事考課制度にこだわる必要はないと思います。しかし、単に職員・役職職員のわがままによって実施できないとすれば困ったものだと思います。頑張った人が報われることがモチベーションにも影響があるとすれば、人事考課制度により序列をつけることも必要なのではないでしょうか?
 私としては、色々と課題の見つかったセミナーになりました。